第45回JLTA日本言語テスト学会研究例会

第45回日本言語テスト学会研究例会

日時:2017年7月8日(土)13時00分~16時30分
場所:福島大学経済経営学類棟1階106演習室
テーマ:「技能統合型ライティングの実践と評価」
受付開始:12:30
開会の辞:13:00~13:10
事務局次長 横内裕一郎(弘前大学)

基調講演:13:10~14:40
「技能統合型授業におけるライティングの指導と評価―次期学習指導要領に向けて―」
杉田由仁(明治学院大学)
【概要】
2020年度完全実施予定の次期学習指導要領では,「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力」が一体的に育成される授業づくりが求められます。本講演では,思考力・判断力・表現力を育む技能統合型の授業づくりや発信力を高める効果的なライティングの指導と評価について具体的に考えていきたいと思います。

休憩:14:40~15:00

研究発表:15:00~15:30, 15:30~16:00, 16:00~16:30
1.「マンガの言語を用いたライティング指導」
安田尚子(会津大学)
【概要】
本報告は,マンガに使われる言語(役割語)の分析を英語の授業に取り入れることで,非英語専攻の大学生への学習動機付けとより効果的な大学英語教育を目指した実践を紹介する。マンガを用いた役割語分析の導入で,学生たちの英語学習動機とライティング課題に使用した語彙や文章表現の変化について報告する。

2. 「TEDとForumを利用した技能統合型の英語教育:投稿語数から見えること」
松浦浩子(福島大学)・宮本節子(兵庫県立大学)
【概要】
SNSを利用した意見交換は,スピーキングとライティングの中間に位置付けられる新しいコミュニケーション形態である。発表では,TEDトークを介して多様な英語や話題に触れながら,Forumに意見を投稿できる学習プラットフォームTEDiscussionとWEnglishesについて紹介した後,意見交換を体験した学習者の投稿パフォーマンスについて,英語力診断テスト,アンケート調査,ログ分析との関連から明らかになった点を報告する。

3. 「日本人学習者向けのRTWタスク評価基準の検討」
久保田恵佑(福島大学大学院生)
【概要】
技能統合型タスクの適切な指導と評価の必要性が高まっている一方で,依然として技能統合型タスクの普及が課題となっている。この原因の1つとして,日本の教育現場における多様な学習者のレベルに適した評価基準が確立していないことが考えられる。そこで本研究では,現在Reading-to-write(RTW)タスクで用いられている評価基準を概観し,各評価基準の使用背景や特徴から,日本でのRTWタスク実施に適した評価基準を検討する。

閉会の辞:16:30

事務局次長 横内裕一郎(弘前大学)

懇親会:17:30~20:00
※懇親会への参加を希望される方は6月30日(金)までに下記の問い合わせ先までメール願います。
その際,お名前,ご所属そしてご連絡先をご記入ください。

参加費 会員および学生は無料。それ以外の方は500円
問い合わせ先 髙木修一(福島大学)email: takaki@educ.fukushima-u.ac.jp
詳細情報 http://jlta.ac/

[45th_research_meeting]

 

The 45th JLTA Research Meeting

July 8, 2017 (Saturday)
Registration from 12:30
Start of the meeting from 13:00
Venue: Fukushima University
Theme: Teaching writing
Keynote speaker: Dr. Yoshihito SUGITA (Meiji Gakuin University)
With three other research presentations