第47回日本言語テスト学会研究例会 7月14日

日時:2018年7月14日(土)13時00分~16時40分

場所:東洋大学白山キャンパス3号館3504教室(http://www.toyo.ac.jp/site/access/access-hakusan.html)

テーマ:「コンピュータ適応型テストの理論と実践」

受付開始:12:30

開会の辞:13:00~13:05

研究会運営委員 熊澤孝昭(東洋大学)

 

基調講演1:13:05~14:05

「コンピュータ適応型テスト(CAT)とは」

木村哲夫(新潟青陵大学)

【概要】

CATのルーツを考えるとともに、通常のテストとどう違うのか、どのような手順で開発されるのかについて、数理が苦手な人にも分かってもらえるよう、CATの概要を説明する。あわせて、CATを実施する側からみたCATと、CATを受験者する側からみたCATについて考察する。

 

休憩:14:05~14:20

 

基調講演2:14:20~15:20

「CATはどこに向かうのか?-ダイナミック・アセスメントと認知診断評価の可能性-」

小山由紀江(名古屋工業大学・名誉教授)

 

【概要】

CATを受験した場合、通常のテストに比べて受験者の達成感が低いという調査結果(Kimura & Koyama, 2016)がある。では、学習者のモーティベーションにつながるCATはどうすれば実現するのか?この問いに対する答えを求め、ダイナミック・アセスメントと認知診断評価をCATに適用する可能性について、関連研究の現状を整理し、今後の方向性を探る。

 

休憩:15:20~15:35

 

基調講演3:15:35~16:35

「CAT語彙テストの開発と有用性の検証-オープンソースプラットフォームconcertoを利用して-」

水本篤(関西大学)

【概要】

CATは項目応答理論を用いて,より少ない問題数でより高い精度の能力測定が可能であることが知られているが,研究者や実践者が自作のCATを開発するには技術的なハードルが高い。そこで,比較的設置が簡単で,オープンソースプラットフォームであるConcertoを利用し,自作のCAT語彙テストを開発した経緯と有用性の検証結果,そして今後の適用可能性などについて報告する。

 

閉会の辞:16:35

研究会運営委員 熊澤孝昭(東洋大学)

 

懇親会:17:30~19:30

※懇親会への参加を希望される方は6月30日(土)までに下記の問い合わせ先までご連絡ください。

その際,お名前,ご所属そしてご連絡先をご記入ください。

 

参加費 会員および学生は無料。それ以外の方は500円

問い合わせ先 熊澤孝昭(東洋大学)kumazawa@toyo.jp