従来、テストの種類は２つに大別され、集団基準準拠テスト（NRT）と目標規準準拠テスト（CRT）になります。NRTはある受験者の得点が分布上でどの位置にあるかで得点化をするテストです。CRTは到達目的をどの程度受験者が到達したかで得点化をするテストです。入学試験、およびTOEICなどの資格試験は熟達度テストに分類されます。プレイスメントテストはNRTですが、カリキュラム内の受験者を対象者とするため、より限定された英語力を測るテストです。授業内で到達目的をいかに到達したかを期末テストとして実施されるのは到達度テストです。授業内で事前テストとして、または定期的に学習者の習得・未習得を診断するため実施されるのは診断テストです。この４種のテストを実施目的に合わせ商業テストなどの既存のテストを採択、改訂または開発することでカリキュラムのテスト設計を行います。また、その結果をもとに受験者の英語力、学習レベル、到達度レベルを判定するために用います。したがって、授業内テストとはCRTを指します。