JLTA Web Tutorial
質的方法
image
このような研究手法は思考発話法(think-aloud method)と呼ばれ,これによって得られる言語データは発話プロトコル(verbal protocols)と呼ばれる。思考発話法には,課題の最中に「今,何を考えているか」を随時報告させるという同時的な言語化(concurrent verbalization)と,課題が終わってから思考を振り返らせるという回想的な言語化(retrospective verbalization)がある。いずれの場合も,録音した音声を全て書き起こし,それを研究目的に応じた方法で分割し,分類し,集計することで分析を行う。