JLTA Web Tutorial
質的方法
image
また,質的方法を量的方法と組み合わせることで言語テストの妥当性を検証した研究例として,猫田(2010)が挙げられる。この研究の土台となっているのは,Nekoda, Nekoda, and Miura(2007)の量的方法による研究である。Nekoda et al. の研究は,英語を学ぶ日本人大学生のスピーキング課題を録画したものを47名の英語教師に見せ,先行研究から選定した52個の能力記述子を用いて採点させたものである。その評価尺度の妥当性を検証するため,猫田は3名の英語教師にビデオを見せてその特徴を文言で記述させ,その評価言の内容が能力記述子の表現とどの程度重複するかを検証した。