JLTA Web Tutorial
The Concept of Test Constructs
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コミュニケーション能力を測定するテスト(コミュニカティブなテスト)では、目標言語を現実的な状況で使用させ、言語的な正確さと意思伝達の成功度の両方を評価する必要があります。

コミュニカティブなテストの第1の条件は、文脈の明示です。コミュニケーションが起こっている場面で、誰が誰に向かって話しているのか、書いているのか、何のために聞いているのか、読んでいるのかを明らかにすることが大切です。

第2に、タスクをより、現実のコミュニケーションで行うようなタスクとなるように工夫すべきです。

最後に、使用するテキストは、現実の生活の中で遭遇するような本物のテキストに近づける必要があります。リスニングのテキストでは、自然なあいづちや呼びかけ、いいよどみ、繰り返しなどを、適宜いれると本物の会話らしくなります。読解のテキストでは、本物らしさを失わない程度に書き直したり、レイアウトや書体などを実物に近づける工夫をすることで本物らしさが高まります。