今まで挙げた例は、測ろうと意図する英語力よりも、誤差が入って点数が高くなった例ですが、誤差で点数が低くなることもあります。例えば、英文の並び替え問題の形式に慣れていない生徒は、正解となる英文が分かったとしても、「3番目と5番目に来る単語を答えなさい」という指示が分からず、不正解になるかもしれません。また、指示文を英語にした場合、指示内容が理解できずに間違うこともあるでしょう。これは本来ならば点がとれた場面で、問題形式のために点数が下がってしまう例です。

このような誤差を避けるためには、新しいテスト形式や指示は、テスト前に授業で扱っておく、テストに単純な問題と解答例を付けておくなどの対策が取れます。