JLTA Web Tutorial
Assessing Listening
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多肢選択の場合は機械的に処理できますが,記述式の場合は,採点基準を明確にしておくことが望まれます。記述式タスクの採点で特に頻発する問題は,短文回答式のスライドでふれたように,文法や綴りのミスの扱いです。Hughesは,正答である語を書こうという受験者の意図が明確である限り減点しない方がよいと述べていますが,必ずしもそうする必要はありません。各テスト作成者が,テスト作成前に受験者のどのような能力を測定したいのかを明確にしておくことで,採点基準についても自ずとどこまでを許容範囲とすべきであるかが分かることと思います。また採点基準について,受験者に伝えることも必要と思われます。