JLTA Web Tutorial
Assessing Listening
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多肢選択は,採点が容易なので,多くの受験者を対象に実施するようなテストでは主流のタスクですが,当て推量の影響,適切な選択肢を作成が困難,マイナスの波及効果の可能性などの欠点が指摘されています。したがって,教師が一人で作成し,クラス内で実施するようなテストの場合は,あまり適したタスクとは言えません。作成する場合には,留意点として挙げた4項目を念頭においてください。また実施したら,項目分析を行い,魅力のある錯乱肢(多くの受験者が選んだもの)と魅力のない錯乱肢(受験者のほとんどが選ばなかったもの)の特徴を分析することが必要です。そして,次回以降の多肢選択式テストを作成するときの参考資料として,より精度の高いテスト作成に役立てください。