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測定の標準誤差:1点の差には意味があるか
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例えば、AさんのTOEICのリスニングスコアが200点で、Bさんのスコアが100点だったとしましょう。(1) その場合、TOEICの測定の標準誤差 (SEM) は約25点で、95%の確率の誤差の大きさは約49点ですから、Aさんのスコアは151〜249 (= 200±49) 点の間に、Bさんのスコアは51〜149 (= 100±49) 点の間にあると、かなり自信を持って考えてよいということになります。(2) AさんとBさんのスコアの範囲の重なりを考えると、(3) Aさんの下限値が151点で、Bさんの上限値が149点で、重なっていませんので、「2人のリスニングスコアは違っていて、Aさんの方が高いスコアだ」とかなり自信を持って言うことができます。