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測定の標準誤差:1点の差には意味があるか
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例えば、難易度が普通の50問のテストのときには、0.45×√50から、約3点が測定の標準誤差だと分かります。難易度が普通の100問のテストのときには、0.45×√100から、4.5点が測定の標準誤差だと分かります。68%の確率でのスコアのばらつきは4.5点程度あるということです。

今度は易しいテストの場合の例を挙げます。易しい50問のテストのときには、0.35×√50から、約2点が測定の標準誤差だと分かります。易しい100問のテストのときには、0.30×√100から、3点が測定の標準誤差だと分かります。68%の確率でのスコアのばらつきは3点程度あるということです。

 この方法ならば、自分が作った定期テストの測定の標準誤差も大まかには分かります。例えば、定期テストの難易度が「普通」で50問のときには、「誤差が3点程度」はあり、易しめの50問のテストのときには、「誤差が2点程度」はあるということです。目安にしてほしいと思います。